耳そうじの注意点
耳垢は、耳の穴の外半分、耳の穴の毛が生えているところの少し奥のところまでしかたまりません。軽くさわっても痛いところは、奥に入りすぎです。奥の方の皮膚は薄くてデリケートなので、さわらないほうが無難です。時に耳垢を奥に押し込んでしまっていることがあります。道具の使い方にも注意して下さい。
子供の耳そうじ
1)まず時々耳の穴を見てあげる習慣をつけてください。
子供をひざまくらして、耳の中を明るく照らして奥を見てください。
このとき耳(耳介)をななめ後ろ上方に軽く引っぱると、耳の奥が見えやすくなります。
2)耳の穴の中に見える耳垢をかき出して取ってあげてください。
子供の耳をそうじする時は、痛くないように気をつけてそうじしてあげてください。耳そうじが痛くて嫌いになってしまったら、大きくなってからも耳そうじをさせてくれなくなると困ります。
こんなときは要注意
もし痒くなったら耳そうじのしすぎかもしれません。回数を減らしてください。痒みが強くて我慢できないときは、薬を使って痒みを和らげる方法もあります。汁が出たり、痛くなったりしたときや、本来の耳垢と違って黒や茶色のものが取れるときは受診してください。カビが生えていることもあります。
道具について
綿棒や耳かきなどいろいろな種類の道具がありますが、自分が使いやすい道具を選んでください。ただし、マッチ棒やヘアピン、つま楊枝などの本来耳そうじに使うものではないものは使わないで下さい。
意外なトラブル
小さい兄弟姉妹がいる場合は、一人の子供の耳そうじをしているときに別の子供に注意してください。耳そうじしている大人に他の子供があたって、耳そうじの道具が耳の奥に入ってしまって耳を傷つけてしまうことがあります。子供があたって耳そうじしている大人が怪我してしまう事もあります。ペットが当たった人もいました。 |