補聴器をつけている耳は、自然に聞こえ る耳とは違って違和感があります。補聴器に慣れて使いこなせるまでに3~4ヶ月必要といわれています。ですから、本人が補聴器を必要と思っていない場合 は、周囲の人がいくらすすめても、慣れるまで使わずに結局途中で使わなくなる人が多く、補聴器が無駄になってしまいます。補聴器を使いこなすためには、本 人だけでなく周囲の人も、補聴器を正しく理解し、協力してあげる必要があります。
どの程度の難聴になったら補聴器が必要ですか
決まった基準はありませんが、日常生活に不便を感じるようになったら補聴器を考えていいと思います。
補聴器は雑音が入るのですか
他の人から譲り受けるなどして補聴器が適切に調整されていない場合は、その人の耳に あっていないので雑音を感じることがあります。(あっていない補聴器は耳を傷めるので使ってはいけません)補聴器がきちんと耳に入っていない場合は、ハウ リングを起こしてピーピー音がします。これらは補聴器店できちんと調整してもらえば解決できます。
補聴器は必要な音だけを大きくするわけではありませんので、周囲の要らない雑音をひろって大きくしてしまうこともあります。これは補聴器を調整することで、ある程度は抑えることができますが慣れていく必要もあります。
補聴器はいつもつけてないといけませんか
補聴器は聴力を補う道具です。その人にあった使い方でいいと思います。ずっとつけていないといけないというような決まりごとはありません。
補聴器をつけると難聴がすすみませんか
自分の聴力にあうように適切に調整された補聴器ならば、まず問題ありません。
おしまいに
判断に迷ったら『百聞は一見にしかず』です。補聴器店で試聴させてもらってはいかがでしょうか。もちろん必要なければ買わずに帰ってもいいのですから。
自分は、補聴器は要らないと思っていても、周囲の人が補聴器をすすめる場合はもう一度よく考えてください。周囲の人は、会話をするのに苦労しているのかもしれませんよ。
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